売る前提のマンションはどう選ぶ?住むときの注意点と売り方も解説!

売る前提のマンションはどう選ぶ?住むときの注意点と売り方も解説!

マンションを買うときに将来の売却を前提とするなら、物件の選び方や入居時の注意点に押さえたいポイントがあります。
将来の売却をあまり意識せずに物件を選んだり、マイホームとして使ったりすると、あとで困ることがあるため注意が必要です。
そこで今回は、売る前提のマンションを買うときの選び方、住むときの注意点、住み替えるときの売り方を解説します。

売る前提のマンションを買うときの選び方

売る前提のマンションを買うときの選び方

売る前提のマンションを買うときの選び方は、以下のとおりです。

売却時期から築年数を決める

売る前提のマンションを買うなら、建物の築年数は将来の売却時期から逆算して決める必要があります。
マンションの売却価格や成約率は、建物の築年数によって決まるからです。
成約率が高くて売却に有利だといえるのは、築20年までだと過去のデータから判明しています。
この点から、売る前提でマンションを買うなら、将来に売却する時点で築20年を超えない物件を選びたいところです。
たとえば、購入から10年後に売却する予定なら、築5年前後の物件が候補となります。
築5年前後のマンションなら、10年経っても築15年前後であり、まだ売れやすい時期にあたります。
このように売却時期から逆算して建物の築年数を決めると、マンションを売るときに有利です。

床面積が50㎡以上の物件を選ぶ

将来に売る前提なら、これから買うマンションの床面積は50㎡以上にすることをおすすめします。
床面積が50㎡以上あるマンションは、買主にとってのメリットがいくつもあります。
まず挙げられるのは、住宅ローン控除を受けやすいことです。
くわえて、床面積が50㎡以上あると、固定資産税や都市計画税、不動産取得税などで軽減措置が適用される可能性があります。
以上のメリットから、床面積が50㎡以上あるマンションは一般的に人気です。
そのため、物件を売るときに買主が見つかりやすく、計画どおりに住み替えられる可能性が高くなります。

立地にこだわる

将来に売る前提なら、マンションの立地にこだわりましょう。
不動産の価値や人気は、立地によって変わるものだからです。
駅に近い、周囲に商業施設や病院が多いなどの特徴があると、人気が高まります。
それだけ買主探しが簡単になり、売却のハードルが下がります。
なお、立地を重視するときは、墓地や工場など、一般的に敬遠される施設が付近にないことが大事です。
また、付近に大きな空き地があると、将来的に建物ができて、周辺環境が変わることがあります。
好ましい施設と敬遠される施設の両方を確認しておくと、立地に関しては比較的安心です。

売る前提のマンションに住むときの注意点

売る前提のマンションに住むときの注意点

売る前提のマンションに住むときの注意点は、以下のとおりです。

部屋に傷や汚れなどを付けない

将来にマンションを売るとき、部屋の状態が影響します。
部屋がきれいなほうが売却には有利なので、売る前提のマンションに住むときは、傷や汚れをできるだけ付けないように意識しましょう。
室内で気を付けたい箇所には、フローリングや壁紙などが挙げられます。
どちらにも傷や汚れなどが付いていないと、物件の資産価値が高くなります。
フローリングに傷や汚れなどを付けないためには、床にクッションマットやラグを敷くのが有効です。
なお、日当たりの良い範囲では、フローリングの全面を覆っていないと、特定の箇所だけが日焼けしてしまいます。
日焼けの影響が一目でわかる状態とならないよう、日当たりの良い範囲はクッションマットで全面を覆うのがおすすめです。
壁紙に関しては、保護シートの貼り付けによって傷や汚れなどを防げます。
壁紙においても日焼けの影響があるため、日当たりの良い範囲は部屋に住む段階で全面を覆うことをおすすめします。

部屋をこまめに掃除する

売る前提のマンションに住むなら、部屋をこまめに掃除しましょう。
普段からしっかり掃除していると部屋が劣化しにくく、資産価値があまり下がりません。
重点的に掃除したい箇所は、汚れがたまりやすい水回りです。
水回りに一度カビが生えると、掃除してもすぐ元に戻りやすくなるため注意が必要です。
また、中古マンションを買う方のなかには、衛生上の理由で水回りの状態を重視する方もいらっしゃいます。
以上の点から、水回りはとくに力を入れて掃除しておいたほうが、物件を売るときに有利です。
なお、売却の直前に業者までクリーニングを依頼すれば、室内にたまっている汚れをまとめて除去できます。
しかし、業者にクリーニングを依頼すると費用がかかるため、きれいな状態を自力で維持できていたほうが、出費を減らせてお得です。

物件の相場を確認しておく

売る前提のマンションに住むときは、物件の相場をこまめに確認しておくことをおすすめします。
マンションの価格は一定ではなく、需給のバランスなどによって細かく変動しています。
売却に有利な築浅物件でも、競合が多いと価格が下がるなど、物件価格がどうなるかは一概にいえません。
売却の直前に初めて相場を確認しても、高いのか安いのかが判断できず、売りどきに悩む可能性があります。
売却予定のマンションに住むなかで、日頃から継続的に相場を確認しておけば、価格の目安や売りどきを判断しやすくなって安心です。

売る前提のマンションから住み替えるときの売り方

売る前提のマンションから住み替えるときの売り方

売る前提のマンションから住み替えるときの売り方は、以下のとおりです。

できるだけ購入と同じタイミングにする

マンションを売るタイミングは、できるだけ新居の購入と合わせたいところです。
住み替えにあたって自宅の売却と新居の購入を同時におこなえると、旧居から新居へと直接引っ越せるため、仮住まいが不要です。
また、自宅の売却にあわせて旧居の住宅ローンが清算され、二重ローンで家計が苦しくなる心配がありません。
そのため、自宅の売却と新居の購入は同時に進めていき、それぞれの決済・引き渡しをほぼ同じタイミングでおこなえるよう、スケジュールを調整しましょう。

アピールポイントをまとめる

住み替えにあたって自宅を売却するうえでは、物件のアピールポイントをまとめておくことが大事です。
物件の広告は、仲介を依頼した不動産会社に任せられるものの、実際に住んでみないとわからない魅力はあるものです。
そこで、売主のほうでもアピールポイントをまとめておき、仲介を依頼した不動産会社まで伝えておきましょう。
そうすれば、不動産会社を経由して物件の魅力が買主に伝わりやすくなり、購入をうまく後押しできます。

室内の整理を終えておく

売却活動を始めると、物件に興味を持った方が内覧に訪れます。
中古マンションの内覧では、売主がまだ住んでいても、室内まで案内するのが一般的です。
内覧の時点で室内がしっかり整理整頓されていないと、印象が悪かったり、買主が入居後の生活を想像しにくかったりして、購入を見送られるリスクがあります。
内覧の希望者がいつ来ても受け入れられるよう、売却活動を始めるときには室内の整理整頓を終えておくことが大事です。
整理整頓が間に合わないと、相手が希望した日程で内覧を受け入れられず、結果として売り逃しにつながるおそれがあります。
いつでも引っ越せる状態を維持する必要はありませんが、最低でも内覧は常時可能にしておくことをおすすめします。

まとめ

売る前提でマンションを買うときは、売却時期から逆算して建物の築年数を決める、床面積は50㎡以上にする、立地にこだわるなどがコツです。
選んだ物件に住むときは、傷や汚れが付かないように工夫したうえで、部屋の掃除や相場の確認を継続的におこなうことが大事です。
住み替えるときの売り方としては、売却と購入のタイミングをできるだけ同じにする、アピールポイントをまとめるなどが挙げられます。